生化学工業株式会社は、東京都千代田区丸の内に本社を置く、複合糖質を中心とした医療用医薬品および医療機器等の製造・販売 する企業です。創薬分野において多くの可能性を秘めた「糖質科学」のパイオニアとして、独創的な医薬品・医療機器を生み出しています。
左から 経営企画部 丹羽次長、鈴木主任(導入当時 所属)
経理部 内藤次長
── iFUSION(オンプレミス版)の導入のきっかけを教えてください。 ──
従来、予算を作成する際に150個のExcelファイルを収集し、人力でコピー&ペーストを利用した作業を実施していました。
大量のファイルが故に作業ミスや見込を更新した際の差し替え漏れなどが発生し、時間をかけても精度が低い、版管理もうまくできない状況でした。
そこで、先ずは各入力部門の負担を減らすべく試行錯誤しました。
しかし、予算として会社全体のPLをまとめるための時間を短くしたものの、
本来は短くあるべき集計作業の時間が長くなってしまっておりました。
予算策定段階及び期中のローリング段階において、集計をより早く、かつ正確に実行する術を検討していた際にiFUSIONに出会い、導入に至りました。
── 選択の決め手は何でしょうか。 ──
当時、比較したほとんどのシステムが、ユーザー側で内部構造を理解しにくいものだったため、情報システム担当者でなくても計算ロジックを確認できるしくみに魅力を感じました。 また、実務的な内容設計をフォーマットに反映しやすいところもポイントでした。Excelの数式で成り立っているため、イメージのものを作りこめる期待感もありました。 実際、運用開始後に「マスタメンテナンスで一苦労」ということもなく、ユーザーフレンドリーなシステムで大変良かったです。
── 導入後の効果はいかがでしょうか。 ──
集計ミスや手間が減ったことで業務効率が上がり、分析に時間を当てることができるようになりました。期中のフォーキャストの精度も飛躍的に向上しました。 また、運用改善の際に行うフォーマットの変更についても、以前は全部署に差し替え依頼をしていましたが、現在はiFUSIONへ登録しなおすだけで整備されるため、メンテナンス等も非常に効率的になりました。 今回構築した予算管理は、今まで使用していたExcelファイルをベースにしたため、ユーザーから使いづらいと言った声も上がりませんでした。 作成したフォーマットは、iFUSIONを介さずとも単独でも利用できるため、ユーザー側での二次的な活用もされています。
── 今後の展開や期待をお教えください。 ──
構築時の打ち合わせや導入後の問い合わせ時に、「あったらいいな」という機能についてお伝えしていましたが、ユーザーの要望として数多くの検討を行ってもらえました。「その機能は、実はもうすぐ実装されます。」といった回答が返ってくると、非常に嬉しく、好印象でした。手厚いフォローのおかげで、当社でもスムーズに導入することができました。 引き続き、問い合わせ及び要望をキャッチアップしていただき、iFUSIONの利便性向上に向けた取り組みを期待しています。 今後の展開としては、予算管理以外に決算資料の作成や定型の個別業務への活用を考えています。
企業名 | 生化学工業株式会社 |
URL | https://www.seikagaku.co.jp/ja/index.html |
本社 | 東京都千代田区丸の内一丁目6-1 丸の内センタービルディング10F |
設立 | 1947年6月2日 |
資本金 | 38億4,000万円 |
従業員 | 937名(連結ベース) |