新京成電鉄株式会社(設立1946年)は創業70周年を迎える関東唯一の準大手私鉄です。千葉県東葛地域で松戸駅~京成津田沼駅間を結ぶ路線を持つ、 京成グループの一員です。鉄道だけでなくバス事業や不動産業など地域に密着したサービスで地域住民の重要なインフラとして生活に欠くことのできない存在となっています。
左から経営企画室の足立課長補佐
鈴木課長、三浦主任
弊社では、各部署においてExcelで作成されたデータをメールで収集し、コピー&ペーストで取りまとめる…このようなアナログ的な予算作成を行っていましたので、効率的且つ正確性・操作性に優れたツールがあれば導入したいなと常々思っていました。
ただ、導入負荷を考えると各部署の予算作成担当者への影響や取り回しのしやすさで現在使用しているExcelのフォーマットをそのままシステム化できるのが理想でした。
多数のシステムを検討しましたが、開発ツール寄りで負荷が高かったり、WEB上での疑似Excel入力だったりと、なかなか現行のExcel帳票をそのままシステム化できるものが見つかりませんでした。
たまたま財務戦略部が連結会計パッケージを検討していたインプレスに希望に合いそうなシステムがあるというのでiFUSIONのデモを見てみることにしました。各部署で使うスタッフの要望に見事に合致していたので、すぐに室長に進言して導入に至りました。
想定外からなのですが、ちょうど3か年予算の編成の次期と重なってしまい、作りこみに思ったよりも時間を要しました。
iFUSIONのシステムそのものはシンプルで分かりやすいのですが、本稼働まで思いのほか時間がかかってしまったというのが正直な印象です。
導入後、社内での操作説明会なども開き、各部署で使用するメンバーに詳しく説明をしたため全体的に導入作業そのものには大きなハードルは感じませんでした。
また、担当者は従来のExcelのフォームがそのまま使えているので大きな変化を感じずに、今まで通りにスムーズに業務は行われているようです。こちらは想定通りといったところです。
私自身、予算担当としては膨大な集計用ファイルのコピー、貼り付け作業から解放されたことを実感しています。
長時間、右から左にコピー&ペーストを繰り返していたらいつの間にか左から右に・・・どこから間違ったか作業を遡ってチェックしたり、出来上がった数字を確認するために紙で何度も何度も確認をしたり・・・
これらの「チェックストレス」により本当に大変な作業になっていました。
iFUSION導入後は、システムが集計・チェックをしてくれるのでミスが減り、確認での手戻りや整合性チェックに充てていた時間の分、大きく余裕ができました。
その時間を調査、分析、より詳細なレポート作成に充てることができるようになったと実感しています。
全般的に、ほぼ「Excelでできたらいいな」レベルのことはできるシステムなので、社内でヨコ展開できる汎用性を感じています。予算作成以外にも用途を拡大していけるか社内で検討しています。
また、当社の財務戦略部では同時期にインプレスの連結決算システム「iCAS」を導入しているので、そちらとの連携も今後は考えていきたいですね。
私自身まだどうやって活用していこうかと研究中の部分もありますが、iFUSIONの特徴は誰にでもわかりやすくシンプルなシステムなので積極的に社内Excel業務の改善に応用できると考えています。
企業名 | 新京成電鉄株式会社 |
URL | http://www.shinkeisei.co.jp/ |
本社 | 千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山四丁目1番12号 |
設立 | 1946年10月 |
資本金 | 5,935百万円(平成29年3月時点) |
従業員 | 464名(平成29年3月時点) |