ボルボ・カー・ジャパンは、日本におけるボルボブランドのインポーターとして新車の輸入販売、中古車の販売、アフターサービスなどを提供しています。
1927年に自動車の生産を開始したボルボは、創業以来安全性への評価が高く、米国道路安全保険協会(IIHS)の最高評価である「トップセーフティーピック+」に全車種が毎年認定されています。
日本国内でもボルボ車の安全性とその堅牢なつくりは以前から評価されてきました。
最近では安全性だけでなく環境への配慮やスタイリッシュなデザインも評価が高く、年々大きく販売台数を伸ばしています。
ボルボ・カー・ジャパンは中古車市場において、全世界統一の認定中古車制度である「VOLVO SELEKT(ボルボ・セレクト)」を2013年より展開。
新車より厳しいとまで言われる113項目に上る厳格な基準をクリアした認定中古車を全国のボルボ正規ディーラーで取り扱っています。
左からボルボ・カー東京 花岡氏
ボルボ・カー・ジャパン 菊池マネージャー
ボルボ・カー東京 小石氏
中古車の販売実績・在庫情報のレポートをメール添付のExcelで行い、マクロを組んで集計していました。
収集する項目そのものが増え、かつ粒度の細分化に応じてシートやリンクを追加し続けた結果、ファイルが大容量となり、
集計・管理するだけでもかなりの時間と手間を要する状態になっていました。
また、ちょっとしたことでリンクや式が壊れ、Excelのメンテナンスも大変でした。ディーラー側でも複雑化したExcelファイルへの入力負荷が高くなり、
週ごとのレポート提出が滞っていました。スクラッチ開発することも検討しましたが時間とコストが想定以上にかかり、新たに教育・トレーニングなどの必要もあることから、
使い慣れたExcelフォーマットをなるべくそのまま使えるシステムを探していました。
マネジメント層の要求に合わせてレポート項目を追加・変更できる柔軟な仕組みがExcelで実現できそうだと思いました。 今までと同じExcel帳票の入力なら、全国のディーラー担当者への負担が少ない、配布するExcelフォーマットは現場での改変ができないように設定されているので計算式等が改変されるような「事故」 も起きにくいと感じました。 柔軟なシステムなので将来的にマーケティングデータの収集にも使える拡張性の高さも理由の一つです。
本稼働から1年を超え、全国のディーラーが「あたりまえ」に使うシステムになっています。 サポートはインプレスに一任しています。当然、費用はかかりますが自社でやるよりも問題解決が早いと実感しています。
手作業での集計に多くの工数をかけていましたが、ワンクリックでKPIシート、週報、在庫表が出来上がるようになりました。 そのため、より深い分析やレポート作成に時間を割けるようになり販売戦略のPDCAがうまく回るようになってきていることを実感しています。 また、より粒度の細かい項目も収集してマーケティングにも活用しています。
全国ディーラー100店余の販売実績・在庫情報の集計がクリック一つでできるようになりました。
データ収集進捗状況の把握が楽になっています。(報告の有無が簡単に把握可能)当然、マクロを使って集計するよりも早くて簡単です。
Excelシートの構造が簡素化できたので、その他にも収集したい現場の情報を集めることも可能になりました。
その結果、全体的にディーラーの週次報告が習慣になり、報告頻度が向上しています。
Excelへの膨大な入力の手間が減り、必要項目を1回入力すればよくなり運用がシンプルになりました。入力後のExcelはそのまま店舗で使えるデータなのでそれを元に、 プライスボード、販売計画、決裁書、損益計算書などができるようにしています。Excelなのでその後の活用が工夫次第でいくらでもできるところが魅力です。
販売台数管理主体のレポートツールから各ディーラーの中古車販売政策に役立つマーケティングツールとして活用していきます。 具体的には現在直営ディーラーで活用しているiFUSIONによるKPI指標管理を各ディーラーに展開することも検討しています。 自動車業界特有のざっくりとした台数管理から脱し、最適な価格と利益を新車だけでなく、 サービス、中古車、保険、ローンを逐次フォローしていける体制をiFUSIONで構築していく方針です。
企業名 | ボルボ・カー・ジャパン株式会社 |
URL | http://www.volvocars.com/jp/ |
本社 | 東京都港区芝公園 2-6-3 芝公園フロントタワー |
設立 | 1977年4月 |
資本金 | 2,900百万円 |
従業員 | 230名 |
事業内容 | ボルボブランドの自動車の輸入販売、関連部品・用品の開発販売 アフターセールスビジネス、車両整備・サービス及び保険業務取扱等 |