各処理の詳細
前期末から資本連結、持分法、貸引調整、未実現利益消去、連結税効果の各仕訳を洗替仕訳を含めた形で自動生成します。
個別財務諸表の単純合算処理。海外子会社は財務諸表の記帳通貨にて親会社に報告し、iCASで外貨換算処理を行い、為替換算調整勘定を自動で算出します。
個別補正仕訳についての一覧表が確認できると同時に前期比較個別財務諸表、補正後の個別財務諸表明細一覧も作成できます。
投資と資本の相殺消去仕訳を詳細にパターン化しています。
各種資本移動に伴う連結仕訳が自動で生成されます(有償増資、会社合併、自己株式取得・売却など)。株式数や投資金額といった資本基礎データに基づいて所有比率・持分比率を自動計算し、資本消去仕訳を自動作成し、のれんの償却、持分法適用会社の資本連結仕訳、有価証券評価差額金の計算、債務超過補正なども自動計算します。
また、管理帳表として「資本構成一覧表」「持分推移表(持分計算表)」「持分法適用会社における連結上の簿価」を標準装備しています。
グループ内の債権債務・取引の相殺消去では予め設定したパターンに従って、連結消去仕訳を自動作成します。差額の仕訳についても設定に基づいて自動作成します。
グループ内債権債務消去において、貸倒引当金繰入率を設定する事で貸倒引当金調整仕訳を自動作成します。
棚卸資産の未実現損益仕訳では棚卸資産明細と売上利益率明細をベースに未実現損益を算出します。P/Lの粗利益をベースに計算する方法にも対応しております。
固定資産未実現損益仕訳では固定資産購入明細と固定資産売却明細をベースに未実現損益を算出します。減価償却費の調整や期中での保有資産の一部売却や除却のケースにおいても自動計算対応しています。
科目組替や連結上での補正仕訳がある場合は、手入力で登録できる画面も装備しています。仕訳コピー機能も装備しており、入力作業の負荷が軽減されます。また、手入力仕訳だけを抽出し、一覧表示が出力できます。
簡便法・原則法の両方に対応しています。総額表示科目の増減分析においては、P/L勘定との数値整合チェックを行います。
また新規会社の追加や連結除外など会社区分に変更があった場合でも自動計算対応しています。
複数セグメントに対応(事業別/地域別)、多階層のセグメント管理を行う事が可能です。セグメント別明細一覧表では、各社個別財務諸表項目とセグメント残高のつながりを表示しますので、容易に個別財務諸表とセグメント残高数値の整合性が確認できます。管理資料としてはセグメント間消去、セグメント内消去のセグメント消去明細を用意しております。